満島神社の秋例祭

開催日

例年10月第2土・日曜日

 

村指定民俗文化財(昭和42年2月1日指定)

天龍村の中心地平岡、満島地区に伝わる「満島神社の秋例祭」は、大名行列の形態で近郷随一の盛大なお祭りです。

起源は、今から約400年前の天正元(1573年)年といわれ、普段山の上の神社に祀られている御神体が、年に一度行列を組んで里に下り、五穀豊穣、家内安全、無病息災を願って練り歩くものです。

この祭りは、10月の第2土・日曜日の二日間にわたって行われます。
初日の夜祭りは、満島神社「原の森」にて神幸祭が行われ、午後5時に「南の森」前宮に向け出発、二日目は正午に「南の森」を出発し、午後6時頃「原の森」に到着します。

行列は、子供たちの奉納昇り旗を先頭に、「氏子青年」による勇壮な掛け太鼓、雌雄一対の獅子「神楽団」を先頭にした壮年層の「宿入れ」、宮司を始め氏子総代に警護された御神体、老年層の「温故団」と呼ばれる祇園ばやし、時の大名行列の趣を感じさせる華やかなものです。夕闇時刻に「原の森」に到着し、厳粛に神事及び鎮めの儀の後、「花取り」が祭典最後の行事として行われます。

また、「花取り」が行われる頃には、神社から御神火を頂いた「奉納花火」が打ち上げられ、併せて保育園児から小・中学生、各種団体まで参加して「きおい」大会が行われます。

地図(Mapfan)・・・・原の森
地図(Mapfan)・・・・南の森

 

 

 

 

 

練り歩きの様子

 

旗持ち

行列の先頭は子供たちによる「旗持ち」です。
神様に病気や学業成就に対するお礼を書いた奉納旗を持っています。

 

 

掛け太鼓(氏子青年)

行列の2番目は「氏子青年」による勇壮な「掛け太鼓」です。

基本的には、村の独身男性が太鼓をたたきます。
太鼓の先頭をたたく人を「花馬(はなうま)」といい、太鼓の行列の舵取りが任される一番重要な役で、赤いあご紐をしています。
最後尾の太鼓をたたく人を「殿(しんがり)」といい、次の行列から隊を守る重要な役割を果たします。太鼓の曲の種類は、5種類です。
道中(どうちゅう)
十六(じゅうろく)
掛け踊り
・囃し太鼓
四方名所

四方名所の唄
1 東は熊伏 秋の月 西には名高き 川がある

2 其の名も清き 天竜川 南は浄心 瀧がある

3 北には十方 峡がある 四方名所のその中に

   

 

 

獅子(神楽団)

行列の3番目は「神楽団」による雌雄一対の獅子です。

雄雌1対の獅子が区内氏子の安泰を願い、道中で悪魔払いの舞や希望の家には所望と称して家内安泰の舞を行っています。
楽屋太鼓の修理の折に中から文久4年(1864年)と記した紙が出てきたため、そのころから秋祭りが続いていることがわかります。
神楽の舞には道中の「宿入れ」と「鈴舞」・「衣舞」の3種類があり、竣工式や祝い事等に依頼されて披露しています。

 

 

 

宿入れ(壮年団)

行列の4番目は壮年団による「宿入れ」です。
2列に並び、槍を投げあいながら道中を練り歩きます。
男女を問わず、飛び入り参加ができるのが特徴です。

宿入れの掛け声
 あーよいやさてなー
 はるわい
 さーてー
 よー
 とーせー
 はっ

 

 

 

御みこし(宮司、総代、巫女)

行列の5番目は、宮司、総代らの列でご神体を運ぶ「御みこし」です。
神社、道中で巫女に扮した地元の女子中学生や女子小学生が、「浦安の舞」を披露します。

 

 

 

祇園囃子(温故団)

行列の6番目、最後を飾るのが、吉野傘を持つ「温故団」の祇園囃子です。
近年は、女性の団員が増えてきました。

 

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